手帳が続かない人の原因対策と、ノートを使うという選択肢の提案
突然ですが、
手帳や書くことが好きなのに、毎年手帳が続かない
という方はいらっしゃいませんか?
今回は、最初はやる気があるのにいつの日か手帳を書くことを辞めてしまう方に向けて、手帳が続かない原因・対策と、ノートでのスケジュール管理の手軽さをお話していきたいと思います。
- 手帳術やノート術に興味がある
- 書くことが好き
- なのに毎年手帳を最後まで使いきれない
手帳が続けられなくなる理由と対策
手帳が好きで、書くことが好きで手帳を毎年購入しているのに、手帳を続けられなくなる理由は、以下が挙げられます。
- 手帳を使うことに対して、高い理想がある
- 最初から何かしらの効果を期待している
- 習慣化がうまくできていない
決して、自分に継続力がないから続かないわけではないんです。継続力は自分の意識でどうにかなるというよりも、続けるための「工夫」こそが大切だと私は思います。
①手帳を使うことに対して、高い理想がある
手帳に限らずだと思いますが、何をやっても続かない人は最初から高い理想があり、完璧にこなしたいと思う傾向が強いです。
いわゆる、完璧主義者ですね。
完璧主義って悪いことではないのでは?と思う方もいらっしゃると思います。
しかし、「継続」にとっては完璧主義は、大きな障害となります。
まだ経験したことないこと、ここでいうと手帳を続けたくても続けられない人が最初から理想高く、自分の目指す使い方を完璧に達成するなんて、出来っこないんです。
例えば、手帳で毎日かかさず今日のことを1日記録するとしましょう。
最初のうちは、モチペーションも高いだろうから毎日記録できています。しかし少し時間が経って、ある日1日だけ、記録を怠ってしまうとします。
そうすると、自分が決めていた毎日の記録をやらなかったことになります。
すると完璧主義者の人は、自分の理想通りではなくなったことで、一気にやる気を失い、投げ出してしまう。
完璧主義者は、妥協を良しとしない。そんな思考回路です。
対策:完璧を目指さない・目標値を下げる
妥協というと聞こえが悪くなってしまいますが、最初から理想通りにならないと理解することが大切です。
私は今でも完璧主義者の気質がありますが、そういう性格なので、いきなり完璧を目指すな!なんてのは正直難しいですよね。
ここでも慣れるために「完璧じゃなくても大丈夫」と継続的に思うことが大切。
自分が思い描いている理想を、最初は少し下げる。
最初から上手にこなさなくても良い。完璧を目指す必要はない。と頭に理解させることを意識して、手帳を使っていきましょう。
②最初から何かしらの効果を期待している
よく手帳を使う際に、手帳を使うことで夢が実現する!充実した毎日を送ることが出来る!等、耳にしますよね。
もちろん手帳を使うことで、劇的に自分の意識を変えることができると私も思っていますし、実際に夢だって実現すると思います。
そういう手帳術もたくさんありますし、成功している人の手帳術をやってみたい!と思って手帳を始められるのも、凄く素敵なことだと思います。
しかし、その手帳術を試してすぐに結果が出るという訳ではありません。
結局どの手帳術も、その方法を継続して行うことで、色々プラスなことが起こりますよ。というもの。
つまり、「継続」して初めて、「結果」が付いてくるよ。ということなんです。
「この手帳術を試しても、全然夢なんて実現しないじゃん」
「毎日手帳をつけているのに、つける前と何も変わらないじゃん」
最初から何かを期待して手帳を書いていても、当たり前ですが何も起きません。だって、初めてすぐだもの。
効果が表れないからすぐ辞めてしまう。というもの、手帳が続かない原因の1つですね。
対策:好きなこと・書きたいことを書く
簡単なことですが、これも意識の問題です。
まず、最初のうちは手帳に何か特別な効果を期待して続けていくということは考えはやめにしましょう。
効果を考えるより、
- 自分が何を書くことでテンションが上がるか
で書いていくことをオススメします。
義務的に続けていくより、楽しいことを続けていく方がずっと継続できる可能性が高まります。
これだったら楽しく続けられそうという点を意識するだけで、書くこと自体が楽しくなり、結果手帳を書くという行動の継続に繋がりやすくなります。
③習慣化がうまくできていない
何事もですが、始めたてはその作業を行うことに生活リズムが慣れていません。
手帳を書き始めたはいいものの、書く習慣がない状態であればそのうちやらなくなってしまう確率が高いでしょう。
モチベーションの維持って、自分が思っている以上に心身への負担が大きく、どんなに頑張っても最初のモチベーションの維持をし続けることには限界があります。
習慣化自体は色々な方法があると思いますが、私がオススメな習慣化するための対策は以下です。
対策:手帳を書くことにつながる10秒アクションを決めておく
例えば、「手帳を書く」ということを習慣化するために、タスクに盛り込んでおくとします。
この場合、「手帳を書く」という作業は
- 今日の良かったことを書き出す
- 食べたものを記録する
- タスクが完了しているか確認する
など、さらに複数のタスクから構成されていますよね。
これだと、「手帳を書く」というタスクをこなすのにとても労力がいり、行動できなくなってしまうことがあります。(私はそうです笑)
そこで私は、「手帳を書く」ということを意識するとやる気が出ないので、「手帳を開く」ということを1日のタスクとしています。
何でもいいので、手帳を書くことにつながる簡単な10秒アクションを考えてそれを行う。
それをきっかけに気が乗れば続ける。気が乗らなければ辞めてもOK。
つまり、初動を単純な行動にするだけで、継続力は格段にアップします。
ここで気が乗れば手帳を書くし、乗らない日は書きません。
この10秒アクションというのは、大平信孝さん著の「先伸ばしは1冊のノートでなくなる」という本で学びました。
以下にやり方をまとめた記事を作っているので、よければどうぞ!
そんな人は、ノートを使ってみませんか?という提案
色々原因と対策を並べてみましたが、この記事を読んでくださっている方はきっと「手帳を書くことを続けて、なにかしら成果を得たい」と考えている方だと思います。
もちろん、手帳は素晴らしいツールです。
使い方によっては人生が変わる凄いツールだと思います。
上に記載した対策が、この記事を読んでくださっている方のお力になっていれば、願ったり叶ったりです。
しかし、少し視点を変えて・・・
手帳が続かないのなら、一旦ノートでスケジュール管理してみませんか?という提案です。
やっぱり手帳がしっくりこない・・・という方には、是非一度ノートを使ったスケジュール・タスク管理を行ってみていただきたいです。
ノートを使うのメリットは、何でも書ける&何も書かなくてよい
ノートは、当たり前ですが手帳のように日付が最初から用意されているわけではありません。
ノートのメリットは、手帳のようにフォーマットが用意されていない分、自由。
自由だから何でも書いて良いし、逆に自由だから毎日書く必要もない。
気が乗れば書けばいいし、乗らなければ書かないで良し。
手帳より「楽」です。
まず書くこと自体を習慣化したいのであれば、手帳を始めるよりノートを使う方が、手帳を続かない人には向いていると私は思います。
何を記録してもOKなマイノートを1冊作ろう
これはEmiさん著の「わたしらしさを知るマイノートのつくりかた」というノート術を参考にさせていただいています。
すごくシンプルで、「楽」という点ではとても使いやすいノート術だと思います。
やり方は、日付を書いて書き終わりに区切り線を引くだけ
私の書いているマイノート。
私はどちらかというと、「今日のタスク」とか「アイデア」とか、思考整理に使うことが多いです。
上画像のように、1マスを線で区切って、書き始めに日付を書きます。
書き終わったらまた線を引けばOK。
私は追加で「TODO」のように何を書いたかのカテゴリを記入し、それにそって色分けするとパッと見て見やすいかなと思ってやっています。
もちろん書きたいことは何を書いてもOKなので、「趣味」のことや「読書記録」とか、何でもOK。
そして私が思う最高の利点は「書かない日があっても罪悪感がない」ということ。
手帳のように空白ができません。詰めて書けばいいだけです。
最初に書いた手帳を続けられない原因で完璧主義気質の方は、空白が許せない。なんてこともあるかと。
このノート術だと「空白」を気にしなくて良いので、オススメ。
補足:もしカレンダーが見たくなったときは
この「マイノート」で使用するノートは基本的に何でも良いのですが、手帳のかわりやタスク管理に使いたい場合は、マンスリーページがあった方が便利かもしれません。
マンスリー+メモの手帳を選ぶ
早い話、マンスリーがついているノートを使うと良いかも。
実際に私はRollbahnダイアリーLをマイノートとして使用しています。
マンスリーの後ろにメモページが大量にあるのが特徴。
Rollbahnの公式通販ページ(2019年版手帳)
https://shop.delfonics.com/fs/delfonics/c/cat204
※こちらは2019年版の通販ページです
年度や始まり月、サイズにご注意下さい。
マンスリー用のシールも売ってるよ
ロフトなどの雑貨屋さんでよく見かけますが、ノートに直接貼れるシールもあるみたいです。
これを貼るだけでマンスリーのページを作れちゃうので便利。
※ご購入時は、年度や始まり月、サイズにご注意下さい。
自分で書くのもあり
自分で書いてもOK。むしろその方が経済的。
カレンダーを見ながら書くだけです。
5分もかからない。はず。
最後に
意外にノートを使うという選択肢は考えてなかった、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
手帳はスケジュール管理に特化している分、書くことに縛られて継続がしんどくなることもあります。
そんな方は簡単なノート術で書くことに慣れることから始めてみては?というご提案でした。
ではまた!